Niagaraの入門(7) Moduleの自作+EmitterParameterの連携

Niagaraの入門(7)

UE4確認バージョン  4.20.0

※なおこの段階ではNiagaraはアーリーアクセスなので

※今後内容がかわるかもしれないのでご注意ください

EmitterModuleの動作の把握

Moduleを自作する前に既存のEmitterのModuleを把握しましょう。

新規にEmitterを作成した後、Moduleのパラメーターなどが多いので

基本動作を把握するために一旦シンプルな状態にしましょう。

 

・SpawnRateを1.0 (生成させるパーティクルの数

・AddVelocity 0 0 0 (パーティクルの加速度)

・SphereRadius 0  (パーティクルの生成されるランダム座標の球空間の半径)

・Color 1 0 0 (赤が個人的にわかりやすいので)

 

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上記のように設定すればシンプルに、画面に赤いスプライトが動かないものが確認できます。

そこにAdd velocityのzの値を100にすると上方向にパーティクルが飛んでいくのが確認できます。

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EmitterModuleの自作

 

の前に、まずEmitterSpawnにてParameterの設定を行います。

ParameterをModuleの繋がりを理解すると応用が色々と効くため。

EmitterSpawnの+から[Create New Parameter]>[Vector]を作成し、

名前を[Emitter.testVec]とします。

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次にAddVelocityを開いてから別名保存してMyAddVelocityとします。

その後MyAddVelocityをEmitterに追加します。

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MyAddVelocityの中身のGetMapを+アイコンからVectorを追加して名前を[Emitter.testVec]とします。

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最後にEmitterSpawnにある[SetVariables][Emitter.testVec]の値xを100にします。

そうするとMyAddvelocityのパラメーターを直接編集するのでなくてEmitter全体として使い回せるパラメーターを

Moduleと連携されれることが解るかと思います。

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Systemでのオーバーライド

最後に上記で作成したEmitterを2つ取り込んだNiagaraSystemを作成します。

1つ目のEmitterのXを100

2つ目のEmitterのZを100に

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こうすることによって1つのEmitterをパラメーターをオーバーライドすることによって

使い回し、別のパターンを表現できます。

 

このModuleの作成とパラメーターの連携は

基礎の基礎として使われることになるかと思われます。